フリーランスエンジニアに必要な6つのスキル!スキルアップ方法も解説

自由な働き方や自分の頑張り次第で高収入が得られることに憧れて、フリーランスエンジニアになりたいと考える人もいるのではないでしょうか。 しかし、フリーランスになるということは、「会社」という後ろ盾がなくなるということです。フリーランスエンジニアとしてやっていけるだけのスキルがないと、あっという間に立ち行かなくなる恐れがあります。 フリーランスエンジニアとして成功するためにも、どのようなスキルが必要なのかを知っておきましょう。


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フリーランスエンジニアに必要な6つのスキル

まずは、フリーランスエンジニアになるために、最低限必要なスキルについて解説します。

1.専門的なITスキルと実務経験

フリーランスエンジニアにとくに求められるスキルが、専門的なITスキル(技術力)と実務経験です。

企業はフリーランスエンジニアに即戦力となることを求めています。プログラミングスキルや基礎IT知識など、エンジニアに求められる基本のスキルがないと、企業から選ばれるフリーランスエンジニアにはなれません。

自身の能力を客観的に示せる実務経験があれば、よりアピールしやすくなります。これまでに携わった案件や取得した資格などをまとめた、ポートフォリオを用意するのも良いでしょう。

2.コミュニケーション能力

コミュニケーション能力も、フリーランスエンジニアに必要なスキルのひとつです。フリーランスエンジニアには、クライアントの会社に出社して働く「常駐型」と、自宅などで業務にあたる「在宅型」があります。

常駐型の場合、周囲の社員と良い関係が築けないと疎外感を感じ、助けを求められる人がいないと困ることがあります。

在宅型の場合は、リモート対応でクライアントの希望を引き出したり、齟齬がないように作業を進めたりすることが必須です。

また、フリーランスエンジニアが携わる案件の多くはチーム開発であるため、チームメンバーとの協力体制も整えなくてはなりません。

常駐・在宅のどちらで働くにしても、それなりのコミュニケーション能力がなければ、円滑に仕事が進まなくなります。

3.セルフマネジメント力

フリーランスエンジニアは、案件の受発注やスケジュール管理、プライベートまで、すべてを自分で管理する必要があります。そのため、セルフマネジメント能力も必要です。

納期の見積もりが甘かった、仕事を詰め込みすぎた、在宅作業でダラダラしてしまったなどで納期が遅れると、信用を失い仕事の依頼がなくなるかもしれません。

体調不良で納期が遅れたり案件が取れなくなったりしないように、体調管理も徹底する必要があります。

4.営業力

上からの指示で仕事をする会社とは違い、フリーランスエンジニアは自分で案件を獲得しなくてはなりません。そのため、自分のスキルや個性を売り込む営業力も必要です。

友人・知人から仕事を紹介してもらう方法もありますが、単発案件であることが多く、長期間安定して仕事がもらえることは少ないでしょう。

案件を獲得するだけでなく、単価や納期などの交渉も必要です。自分で案件の獲得や条件交渉をする自信がない場合は、サポートサービスや派遣会社を利用することも検討しましょう。

5.英語力

フリーランスエンジニアになるなら、英語力も身につけておいたほうが良いです。プログラミング中にエラーやトラブルが起きた場合、自分で原因や解決策を見つけなくてはならないからです。

原因や解決策の最大のヒントとなるログやエラーメッセージの多くは、英語で表記されています。翻訳ツールを使う手もありますが、効率が悪いうえに、翻訳ツールが使えない場面があると困ります。

英語ができると対応できる案件の幅が広がり、高単価な案件も受注しやすくなるので、ある程度は理解できるようにしておくのがおすすめです。

6.確定申告や社会保険制度の基礎知識

会社員とは違い、フリーランスエンジニアは自分で確定申告をして納税する必要があるため、税金の知識は欠かせません。

また、自身で国民健康保険や国民年金に加入し、保険料を納付しなくてはならないので、社会保険制度の知識も必要です。

税金や社会保険について知らないと、納付が遅れてペナルティを受けたり、保険や年金が受けられなくなったりすることもあります。

フリーランスエンジニアの案件内容と必要なスキル

「フリーランスエンジニア」といっても、受ける案件にはさまざまな種類があります。フリーランスエンジニアが受ける主な案件の種類と、それぞれに必要なスキルについて知っておきましょう。

システム開発

フリーランスエンジニアが受ける主な案件のひとつがシステム開発です。開発するシステムの種類は、基幹システムや家電の組み込みシステムなど多岐にわたります。

システム開発の案件を受けるのに必要なのは、プログラミングスキルとRuby、Python、JavaScript、Swiftなどのプログラミング言語の知識です。

設計書の作成のためのアプリケーションスキルや、チームで動くときのコミュニケーション能力、マネジメント能力なども求められます。

Web・アプリ開発

Web・アプリ開発も、フリーランスエンジニアが受ける主な案件のひとつです。WebサイトやWebゲーム、Webアプリなどいろいろな案件があり、バックエンドとフロントエンドのどちらを担当するかで必要なスキルが異なります。

バックエンドの案件を受けるなら、PHPやRubyなどのプログラミング言語の知識があると良いでしょう。フロントエンドの案件を受ける場合は、JavaScript やHTML、CSSなどのスキルが必要です。

ポートフォリオの提出を求められるケースもあるので、事前に用意しておきましょう。

インフラ構築・運用

フリーランスエンジニアが受ける主な案件として、インフラ構築・運用も挙げられます。ネットワークやハードウェア、OSなどのITインフラの構築・運用・保守が主な業務です。

最近はクラウド上にインフラを構築する案件が増えているため、クラウドに関する知識も必要となります。さらに英語ができると技術書の理解度が上がるので、受注できる案件の幅が広がります。

ヘルプデスク

クライアントが扱う製品に関する問い合わせ対応の案件もあります。ヘルプデスクの案件をこなすには、基本的なITスキルはもちろん、製品に関する豊富な知識が必要です。

また、直接ユーザーと接するため、接客スキルやコミュニケーション能力も求められます。

フリーランスエンジニアがスキル不足だとどうなる?

ここまで紹介したようなスキルが足りないまま、フリーランスエンジニアに転向するとどうなるのでしょうか。くわしく見ていきましょう。

安定して案件が獲得できない

スキル不足のフリーランスエンジニアは、クライアントの信用を得られないため、案件が獲得しづらくなります。1度は受注できても、成果が悪い、スキルが足りないと判断されれば契約終了になるでしょう。

単価の低い案件しか獲得できない

フリーランスで生活したい、年収アップを目指したいという場合は、高単価案件も狙わなくてはなりません。

しかし、スキル不足のフリーランスエンジニアが、自分のできる範囲内で案件を探しても、単価が低い案件しか見つかりません。そうなると年収アップどころか、収入が落ち込み生活できなくなるリスクがあります。

フリーランスエンジニアとしてスキルアップする方法

フリーランスエンジニアとしてやっていくには、高単価案件を獲れるくらいのスキルを身につけることが大切です。そのようなスキルを身につけるには、どうすれば良いのでしょうか。

エンジニア向けのイベントやセミナーに参加する

フリーランスエンジニアとしてスキルアップしたいなら、エンジニア向けのイベントやセミナーに参加してみましょう。

最新の技術や情報に触れたり、ほかのエンジニアと交流したりすることで、新たな技術や知識が身につきやすくなります。イベントやセミナーに参加して人脈が広がると、案件獲得につながることもあります。

書籍やWebサイトから新しい知識を得る

スキルアップしたいなら、技術系雑誌やIT技術が学べるWebサイトなどから新しい知識を得るのもおすすめです。とくに技術系雑誌は最新技術に関する情報が載っていることもあるため、まず雑誌で興味がある技術を探してから専門書を読み込むと良いでしょう。

難易度の高い案件を獲得する

あえて難易度の高い案件にチャレンジすることも、スキルアップに役立ちます。実戦で新しいスキルを学んで試すため、しっかりスキルが身につきます。

レベルが上がれば、より単価が高い案件も獲得しやすくなります。ただし、成果を残せないと信用が落ちるため、無理をしすぎてはいけません。

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まとめ

自由な働き方に憧れる人が多いフリーランスエンジニアですが、スキル不足だと案件が獲得できず行き詰まる可能性があります。フリーランスエンジニアを目指すなら、必要なスキルを調べて、独立前に身につけておきましょう。