フリーランスエンジニアが海外で働くメリットと注意点

フリーランスのエンジニアは自由な働き方ができるため、海外でも仕事ができます。憧れの国で生活するのも夢ではありません。とはいえ、海外移住にはリスクもあるため、慎重に検討しましょう。 今回は、フリーランスエンジニアが海外で働くメリット、デメリットを解説しながら、海外移住するのに必要なスキル、渡航前の注意事項をご紹介します。


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フリーランスエンジニアは海外で働きやすい

フリーランスエンジニアは、海外で働きやすい職種です。専門的な知識や技能をもつエンジニアは、とくに需要が高い傾向があります。とくにアメリカ、ドイツ、インド、ベトナムなどはフリーランスエンジニアが普及していますので、働きやすい環境が整っているのが魅力でしょう。

海外在住のフリーランスエンジニアには、自宅で作業をする「在宅型」と、クライアント企業の開発現場にオフィスをもつ「常駐型」の2種類があります。アジアには日本企業の拠点も多いですが、海外企業との業務委託契約が一般的でしょう。仕事の内容、契約期間、報酬はさまざまです。

ただしセキュリティ面の懸念から、海外在住のフリーランスエンジニアが日本の案件を受けるのは難しいかもしれません。

フリーランスエンジニアが海外で働くメリット、デメリット

フリーランスエンジニアが海外で働くメリット、デメリットをみていきましょう。比較しながら、本当に自分に合っているかをじっくり検討する必要があります。

海外で働くメリット

海外でエンジニアとして働くと、日本に住んでいるときには得られない仕事や体験ができるため、視野が広がります。国によっては海外のエンジニアに混ざって最先端技術を学べるので、スキルアップや経験値を増やすチャンスです。

語学や異国の文化に直接触れられるのも、海外在住の魅力のひとつでしょう。なかには物価や税金が安い国もあり、高水準の生活ができる可能性もあります。

海外で働くデメリット

海外でフリーランスエンジニアとして働く際は、日本との文化、法律、生活習慣などの違いに注意する必要があります。法違反や罰金に問われるリスクがあり、思わぬことで大きなミスをしてしまうかもしれません。

また、日本にいるときと同じ水準の保障や医療は受けられない可能性もあります。

フリーランスエンジニアが海外で働くために必要なスキル

引き続き、海外でフリーランスとして働くのに必要なスキルをみていきましょう。快適な生活をしながら稼ぐためには、ひと通りのスキルを習得してから海外移住する必要があります。

エンジニアとしての基礎スキル

当然ながら、エンジニアとしての基礎スキルは必須です。WEB系の開発ができると海外でリモート案件を受注しやすいので、特にニーズの高いプログラミング言語の習得しておきましょう。

需要の高いプログラミング言語については、以下の記事で解説しています。
フリーランスエンジニアにおすすめ!稼げるプログラミング言語を紹介

営業スキル

現在、海外のクライアントにつてがない場合は、自ら新規開拓をしなければなりません。クライアントへの提案力、交渉力などの営業スキルを磨く必要があります。

日本にいるときからエンジニアとして実績を積み、自分の魅力を伝えるポートフォリオを作成しておくと役に立ちます。

日常会話程度の英語スキル

海外で生活をするなら、最低限の英語スキルは必須です。仕事はWEB上で完結しても、買い物、食事、移動など、現地の人と意思疎通をしないと生活ができません。

在宅型なら最低でも日常会話、常駐型のフリーランスとして働くならビジネスレベルの英会話を身につけておきましょう。現地の言葉を学ぶ努力も必要です。

フリーランスエンジニアが海外で働く際の注意事項

同じフリーランスでも、日本在住と海外在住では準備の仕方が異なります。海外で働く際は、次の点に注意しましょう。

移住先は慎重に選ぶ

まず、移住先の国は慎重に決めることが大切です。特に、物価や生活水準に注目しましょう。物価が高い国はそのぶん稼ぐ必要があるため、予算も考慮して検討するのが失敗を防ぐポイントです。

報告、連絡、WEBミーティングなどに影響を与えるため、クライアント企業との時差にも注意が必要です。

収入が安定してから移住を目指す

経済的に不安定な状況での海外移住は、破綻しやすい傾向があります。リスクを避けるためには、ある程度の貯蓄が必要です。現在のスキルや実績にかかわらず、数ヶ月~1年生活できる程度の貯金をしておくと安心でしょう。

また、海外移住を勢いで決めるのはNGです。まずは、日本国内でフリーランスの実績を積み、継続的な受注が確定してから移住を目指しましょう。

渡航前に十分な下準備をする

フリーランスエンジニアとして独立する際は、充分な下準備が必要です。海外で働く場合は、渡航前に現地の言葉、文化、法律について十分に調べておきましょう。とくに、宗教や世俗的にタブーとされる行為には注意が必要です。

常勤型で一緒に働く仲間がいるなら、先輩エンジニアに海外での暮らしをリサーチするのも良い方法です。本格的に海外に移住する前に、短期滞在でお試しするとその国の生活の仕方がよくわかります。

まとめ

フリーランスのエンジニアになると自由な働き方ができる一方で、案件の獲得に苦労することがあります。実績やつてがないまま海外でフリーランスとして働くことを決めるのはリスクがあるかもしれません。

現在、収入や案件の獲得に不安があるなら、まずは日本で経験を積んでおくのがおすすめです。

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