アプリケーションエンジニアとは?年収とスキルも解説

アプリケーションエンジニアは、Webアプリ、スマホアプリ、業務アプリなどのソフトウェアを構築するITエンジニアのことです。AI技術の需要増大やDX化の推進によって高い将来性が見込まれており、高収入が期待できる職業です。 今回は、アプリケーションエンジニアの年収や将来性について解説しながら、求められるスキル、年収アップのポイントをご紹介します。


この記事は約6分で読み終わります。

アプリケーションエンジニアの年収

アプリケーションエンジニアの平均年収は、350〜1,000万円程度(非正規含め)と比較的広く、年齢や実力、勤務先、経験、スキル、開発するアプリの内容によっても開きがあります。

アプリはあらゆるシーンで使われていて、快適な生活に欠かせません。需要の高さもあり、アプリを作る優秀なエンジニアはほかの業種より年収が高い傾向があります。

アプリケーションエンジニアの雇用形態は、正社員、派遣、契約社員とさまざまで、独自の発想でアプリ開発を単独で行うフリーランスもいます。実力次第では、さらに年収アップが狙えるかもしれません。

アプリケーションエンジニアに求められるスキル・知識

アプリケーションエンジニアは、将来性のある仕事です。アプリの需要は、今後もますます伸びると予想されています。また、優秀なIT人材は不足しており、ニーズも安定しています。

ただし、アプリケーションエンジニアとして働き続けるには、常に知識やスキルのアップデートが必要です。IT技術の進歩は早く、古い知識に頼っているとニーズの高いアプリを開発するのが難しくなります。

IT関連のスキルや知識は専門性が高く、一朝一夕には身につきません。年収にも反映されるため、日頃からスキルや知識の刷新を意識しましょう。

アプリケーションエンジニアに求められるスキルや知識は、次のとおりです。

・情報収集力
・開発工程の流れに関する知識
・システムの改善点やアイデアを提案するスキル
・マネジメントスキル

それぞれ具体的に解説していきます。

情報収集力

情報収集力はアプリ開発に限らず、エンジニア全般に求められるスキルのひとつです。IT関連の技術やツールは日進月歩で進化していて、消費者のニーズの変遷も早い傾向があります。

アプリケーションエンジニアは常にアンテナを張り、最新技術を学んでいかないと安定した収入につながりません。情報の集め方には、以下のようにさまざまな方法があります。アイデアを凝らして、スキルアップを目指しましょう。

・snsやWEBサイトで最新の情報を検索する
・同じエンジニア同士のコミュニティに参加し、人脈を生かして情報を集める
・学会誌で勉強する

開発工程の流れに関する知識

アプリケーションエンジニアは、要件定義、設計、プログラミング、動作テスト、運用後の保守点検と、アプリ開発の全般に関わります。開発工程の流れを理解していないとスケジュールどおりに進みにくくなりがちです。

ほかの分野のエンジニアとも交流する、さまざまな開発案件に積極的にかかわるなどの工夫をして、全体の工程を学ぶことが求められます。

システムの改善点やアイデアを提案するスキル

アプリケーションエンジニアには、クライアントに対する提案力も求められます。クライアントの希望をもとに作ったアプリをプレゼンすることも、より良いサービスを提供するために改善のアイデアを提案することも仕事です。

自分の提案をクライアントに伝えるのに必要なのが、コミュニケーション能力です。アプリ開発はチーム作業が多く、コミュニケーションスキルは開発を進めるうえでも役に立ちます。クライアントやユーザーの真のニーズをくみ取る傾聴力も鍛えることが重要です。

ネットワークやデータベースに関する知識

アプリケーションエンジニアとして働くには、幅広い知識が必要です。特に、SQLをはじめとするデータベース言語の知識は、クライアントにより良いアプリを提案するのに欠かせません。ネットワーク、サーバー、クラウドなどのインフラ関連の知識も必須です。

アプリにはスマートフォン用、WEB系、業務系と種類があり、それぞれで開発言語が異なります。幅広い言語や知識を習得しておけば新しい案件にもチャレンジできるので、仕事の幅が広がります。

マネジメントスキル

アプリ開発では、マネジメントスキルも重宝されます。特に、プロジェクト案件に携わるときには必須です。市場調査やユーザーの動向のマネジメントは、アプリ開発の成功を大きく左右することもあります。

アプリ開発には業務を適切に割り振る、プロジェクトの進捗状況を管理するなど、幅広いマネジメント能力が求められます。アプリの開発過程にはトラブルがつきものなので、経験値を増やして、柔軟に突発事案に対処できる問題解決能力を磨くことも大切です。

アプリケーションエンジニアで年収アップを目指すポイント

アプリケーションエンジニアの年収は、年齢やスキルなどによってさまざまです。より年収を増やす方法をみていきましょう。

年収が高い職場へ転職する

収入を増やしたい場合は、年収が高い職場に転職するのがひとつの方法です。例えば、売上が高い大手企業や実力重視の外資系企業なら、高給与の可能性が高いでしょう。

年齢やキャリアの中断を気にしてなかなか踏み切れない方は多いものの、IT業界では転職は珍しいことではありません。有能なアプリケーションエンジニアは多くの企業、職場から求められているため、前向きに転職を考えてみてはいかがでしょうか。

とはいえ、年収の高い大手企業に採用されるには、相応のスキル、資格が必要です。これまでに開発したアプリや携わった案件の実績が求められるケースが多いため、慎重に転職先を検討しましょう。

独立してフリーランスになる

アプリケーションエンジニアとして収入を増やしたいなら、独立してフリーランスになるのもおすすめです。企業や団体に所属せずに仕事をすればクライアントからの報酬をそのまま自分の収入にできるため、年収アップの可能性が広がります。

ただし、フリーランスになり継続して仕事を受注していくのは大変な労力をともないます。

フリーランスになると、いままでは企業に任せていれば良かった経理や事務手続き、アプリを売り込む営業活動なども、すべて自分で処理する必要があります。もしかしたら事務作業に手間がかかり、アプリを開発する時間が取れないかもしれません。

また、案件を確保するのは容易ではなく、フリーランスになっても仕事が軌道に乗るまで時間がかかり、収入が安定しない可能性もあります。フリーランスにありがちな失敗を回避するためにも十分な準備期間を設け、生活やアプリ開発に必要な貯蓄をしっかりしてから独立を検討しましょう。

エンジニア専門のフリーランスエージェントセルプロ フリーランス」では、これから独立を目指す方への各種サポートを行っています。プロジェクト紹介のほか、営業支援、税務代行などの支援を受けられるので、リスクをなるべくさけてフリーランスを目指すエンジニアにおすすめです。

エンジニア向けの高単価案件も扱っており、言語や働き方から条件に見合う仕事を選べるのもポイントです。これまでのキャリアや要望にぴったりのプロジェクトを提案しているため、自分の経験をいかせる仕事がみつかります。

アプリケーションエンジニアとしてさらなる年収アップを目指すなら、まずは「セルプロ フリーランス」にご相談ください。

まとめ

アプリケーションエンジニアは高いプログラミングスキルやIT関連の知識が要求される分、ほかの職種よりも年収が高めです。アプリの需要は高く、働き方によってはさらなる年収アップにも期待がもてます。さらに年収を増やしたい場合は、大企業への転職やフリーランスになることもおすすめです。エージェントを活用して、働き方も見直しましょう。