フリーランスのバックエンドエンジニアの案件・単価例
フリーランスのバックエンドエンジニアの案件にはどのようなものがあるのか、具体例を3つ紹介します。
業務内容・報酬・必須スキルなどをまとめていますので、フリーランスで携われる仕事の具体的なイメージをつかむための参考にしてみてください。
【不動産テック企業】自社サービスのサーバーサイド開発支援
不動産テックを取り扱う企業の自社サービスについて、新規の開発や運用・保守を支援できるサーバーサイドエンジニアを募集する案件です。
- 業務内容
不動産テック企業が展開するサービスのシステム開発を、広範囲に担います。バックエンドに限らず、フロントエンドの領域も含め自身のキャリアや事業の将来性に合わせて柔軟に業務を担当できるのが特徴です。 - 報酬
・月額最大80万円 - 必須スキル
・WebアプリケーションやAPIを開発した実務経験
・Golangを使って開発した経験
・GitHubを使いチームで開発を行った経験
・AWS, GCPなどのクラウドプラットフォームにおいて、dockerを利用した経験
・保守のしやすさに配慮できるコーディングのスキル
【システム開発会社】SaaSツールバックエンド開発
法人向けの企業データベースや社内向けアプリを開発できるフリーランス募集案件もあります。RubyやGoは案件単価が高くなりやすい傾向です。
- 業務内容
SaaSツールやアプリケーションの設計・テスト実装・実装・リファクタリングなど、幅広く担当します。 - 報酬
・月額最大100万円 - 必須スキル
・RubyまたはGoを使った開発の経験が3年以上ある
・Webアプリケーションを開発した実務経験が5年以上ある
・テックリードの実務経験がある
【大手自動車企業のグループ会社】アプリのサーバーサイド開発支援
フリーランスのバックエンドエンジニアには、大手企業関連の仕事もあります。
- 業務内容
モビリティ向けのアプリ開発で、PRDやプロダクト機能などの企画を行います。また、プロダクトドメインの設計やプロダクト開発などの業務もあります。スクラムでのアジャイル開発に携わることもできるなど、多岐にわたる業務内容です。 - 報酬
・月額最大70万円 - 必須スキル
・Webアプリケーション開発の実務経験が3年以上ある
・Kotlinを使ってバックエンド開発をした経験がある
・Java/Spring Bootを使ってバックエンド開発をした経験がある
・マイクロサービスアーキテクチャを利用してプロダクト開発をした経験がある
・AWS環境でプロダクトを運用した経験がある
フリーランスのバックエンドエンジニアに必要なスキル
フリーランスのバックエンドエンジニアに必要とされるスキルの代表例は、下記の5つです。
・プログラミングスキル
・フレームワークの知識、スキル
・データベースの知識、スキル
・サーバやセキュリティの知識、スキル
・コミュニケーション能力
なぜ、このようなスキルが必要なのか、もう少し詳しくみていきましょう。
プログラミングスキル
プログラミングの知識・スキルは必須です。よく使われるプログラミング言語の例は下記の通りです。
・Java
・JavaScript
・PHP
・Ruby
・Python
・C言語
・Scala
・Go
・Perl
プログラミング言語にはトレンドがあるので、最近よく使われている言語や、携わりたい案件のジャンルでよく使われている言語を優先して覚えましょう。需要の高い言語を覚えておくことで、受けられる案件の幅が広がり、経験を積んだり稼いだりしやすくなるからです。
近年は、特にPython・Java・Ruby・PHPなどがよく使われています。Pythonは、近年もっとも需要が高く、ブロックチェーン技術・AI・大規模なWebアプリなどに使われる言語です。身近なところだと、ユーチューブなどにもPythonが使われています。
Javaは、以前から人気のあるプログラミング言語で、何といっても汎用性の高さが特徴です。大規模なシステム開発からアプリ・Web関係の開発など、さまざまなシーンで使えます。初心者にはやや難易度が高いですが、習得しておくと心強い言語です。
Rubyは、日本製のプログラミング言語で、主にWeb開発やアプリ開発で使われます。Rubyはシンプルなコードなので、初心者でも習得しやすい言語です。また、オブジェクト指向の言語なので、修正などがしやすいという特徴もあります。
PHPは、Webアプリの開発に特化した言語です。シンプルで初心者でもわかりやすいのですが、用途がWebアプリ開発に限られるので、応用しづらい言語でもあります。自分が携わりたい案件を踏まえて、必要な場合に習得しましょう。
フレームワークの知識・スキル
バックエンドエンジニアがフリーランスで活躍するには、フレームワークの知識も必要です。
フレームワークとは、プログラミング言語を扱いやすくするための開発全体に適用できるテンプレートです。フレームワークについて正しく理解して使いこなせると、効率的に業務を進められるようになります。また、エラー修正がしやすくなるのも、大きなメリットです。
データベースの知識・スキル
データベースを構築するために必要となる知識・スキルも、フリーランスでバックエンドエンジニアをするなら、身に付けておきましょう。多くのデータのデータベース化など、システム開発の際にデータベースを構築する機会があるからです。
基本的な構造や種類についての知識に加え、データベース言語、MySQL、Oracleなどの知識を身に付けておくと安心です。
サーバやセキュリティの知識・スキル
バックエンドエンジニアには、サーバの設計や構築を行う機会が多くあります。また、サーバなどには、セキュリティ対策が欠かせません。そのため、サーバやセキュリティ対策についての知識・スキルを身に付けておく必要があります。
サーバには、Webサーバ・メールサーバなど複数の種類があり、案件によってはハードウェアを選ぶところから任されることもあるので、基本的な情報は把握しておきましょう。
コミュニケーション能力
フリーランスのバックエンドエンジニアには、コミュニケーション能力も必要です。クライアントにヒアリングして、案件の正確なニーズをつかむ必要があるからです。
また、大きなプロジェクトではチームを組むこともあるほか、フリーランスで活動する以上、自分で営業をする機会も多いので、円滑にコミュニケーションできるようにしておきましょう。
バックエンドエンジニアがフリーランスで稼ぐには?
バックエンドエンジニアがフリーランスで稼ぐためには、押さえるべきコツが2つあります。
・スキルや経験を伸ばす
・案件獲得の機会を増やす
具体的にどういうところがポイントなのか、解説します。
スキル・経験を伸ばす
バックエンドエンジニアがフリーランスで稼ぐには、常に学び続ける姿勢を忘れず、スキル・経験を伸ばすことが大切です。高いスキルや豊富な実務経験があれば、それだけ仕事のオファーも増え、案件の単価は上がります。
案件獲得の際にセールスポイントにできるようなスキル・経験を獲得するには、下記のようなアプローチが効果的です。
・プログラミング言語をひとつだけでも極めて専門家になる
・扱えるプログラミング言語を増やしていく
・フロントエンドの知識を身に付ける
・チームのマネジメントやリーダーを経験する
まずは自分の得意分野や苦手な領域を把握し、身に付けるべきスキルを洗い出してみると、方向性が定まりやすくなります。
関連記事:「フリーランスエンジニアにおすすめ!稼げるプログラミング言語を紹介」
案件獲得の機会を増やす
人脈を広げる、知人・友人から紹介してもらう、クラウドソーシングを使うなど、案件獲得の機会を増やすこともフリーランスで稼ぐ秘訣です。
また営業力に自信がない場合や、つてがない場合などは、さまざまなサポートを受けられるエージェントを活用するのも効果的です。
「セルプロフリーランス」には、フリーランスエンジニアの高単価の案件が多数あります。専任コンサルタントのサポートがあるので、初心者や案件探しが大変な場合でも安心です。まずは、お気軽にお問い合わせください。
まとめ
バックエンドエンジニアのフリーランス案件は多数あり、高単価案件を安定して獲得することで高収入を得られます。ただし、条件のよい案件を受けるためには、高いスキルや知識を身に付けることが必要です。プログラミングスキルだけでなく、データベース・サーバ・セキュリティなどの知識も身に付けましょう。
またフリーランスで高い収益を上げるには、案件獲得の機会を増やすことも大切です。特にエージェントなどを利用すれば、これまでには出会えなかった案件にチャレンジできる可能性もあります。ぜひ利用を検討してみましょう。