フリーランスエンジニアの働き方と成功のコツを解説

企業で働くエンジニアの方が、いまの働き方を変えたいのであれば、フリーランスとして活躍する選択肢があります。とはいえ、独立後に継続して仕事が受注できる保証はありません。フリーランスを目指す際は失敗しない働き方を選ぶことが大切です。 今回は、フリーランスエンジニアの働き方や独立する際の注意事項、継続して仕事を受注するためのポイントをご紹介します。


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フリーランスエンジニアの働き方は3種類

専門的な知識や技能をもつエンジニアは需要が高く、今後も売り手市場が続くと見込まれています。近年、働き方が多様化し、企業や団体に属さずに仕事をするフリーランスのエンジニアが増えているのが実情です。

フリーランスエンジニアの働き方には、次の3種類があります。

・常駐型
・在宅型
・サービス売り込み型

それぞれの特徴をみていきましょう。

常駐型

クライアントと契約を結び、企業の開発現場で仕事をします。見た目はクライアント企業の社員とかわらず、働く場所と時間が決まっています。

3ヶ月程度の契約期間を更新していくのが主流で、比較的安定した働き方です。ただし、働き方の自由度は低く、集団の中で働くコミュニケーション能力が求められます。

在宅型

出社せずに自宅などで作業をする、フリーランスエンジニアに多い働き方です。働く場所や時間が自分で決められて、より自由度の高い働き方が実現します。成果物が明確な受託開発や準委任契約が主流で、能力の高いフリーランスなら効率よく稼げるでしょう。

一方、単発の案件が多く、継続的な営業活動が必要です。受注から報酬の振り込みまでに時間がかかることもあります。

サービス売り込み型

独自開発したアプリ、業務系ツール、ゲームなどをリリースして、広告やユーザー課金で収益を得る働き方です。働く場所や時間は自分で決められます。

開発したサービスの人気が出れば高収入を得られるものの、必ず収益に結びつくとは限りません。成功するには、企画、設計、開発、マーケティングと幅広いスキルが必要です。

フリーランスエンジニアの働き方でつまずくポイント

フリーランスになれば上司や職場の人間関係に悩まされることなく自分のやりたい仕事ができます。スキル次第では2,000万以上の高収入が目指せるでしょう。

ただし、次の点でつまずきやすいので注意が必要です。

事務手続きの手間が負担になる

フリーランスは営業、経理、税務申告などの事務処理を自分でこなす必要があり、大きな負担になりがちです。不慣れだと請求書の送付に追われて、本業の開発がスムーズにできなくなる可能性があります。特に、税務関係の知識がないと確定申告をするのは大変です。

案件が獲得できない

フリーランスのなかでも在宅型は、前職や知人のつてがないと案件獲得に苦労しがちです。フリーランスは実力重視の働き方なので、これまでの実績がないと案件の受注は難しいかもしれません。

仕事量の調整が難しい

フリーランスになると案件が途絶えるのが不安で、仕事を抱え込みやすい傾向があります。単価が低い案件ばかりを狙っていると仕事量ばかりが増え、収入に結びつきません。

フリーランスはなるべく高単価の案件を受けて、効率良く仕事をするのが成功のポイントです。

フリーランスエンジニアの働き方を維持するには?

フリーランスはリスクを減らし、長く継続できる働き方をすることが大切です。働き方のポイントをみていきましょう。

継続してスキルアップする

フリーランスになり、年齢があがるほど時代に取り残されやすいため、継続した学びが必要です。技術は日々進化しています。新しい技術を導入できないとユーザーのニーズを捉えにくいため、スキルアップを続けて自分自身の価値を高めましょう。

フリーランスエンジニアがスキルアップするための具体的な方法については、以下の記事で解説しています。
エンジニアとしてスキルアップする方法!今後需要の高いスキルは?

クライアントと良い関係を築く

日頃から誠実な対応を心掛け、クライアントと良好な関係を維持することが大切です。クライアントから信頼を得ると、長期受注につながったり、上流工程を任せてもらえたりします。

あくまでも一例ですが、引き受けた仕事をこなす際は、以下の点にも気を配るとよいでしょう。

・共有するデータは見やすさにこだわる
・必ず期日までに対応する
・丁寧な報連相を心掛ける

また最近では、SNSなどオンライン上での発信やコミュニケーションから信頼を得て、受注するケースも増えています。

柔軟な思考力を維持する

ひとりで仕事をしていると、思考が硬直化しやすい傾向があります。常識や固定観念にとらわれると、依頼先の要望を的確に汲み取ることができず、期待とは異なる進め方をしてしまうかもしれません。

同じエンジニア仲間と積極的に交流をもったり、ヒアリング中心のコミュニケーションを心掛けたりして、柔軟な思考力を育てましょう。

健康管理を行う

フリーランスはひとりで仕事をしているため、自立した生活を送り、自分自身で健康を守ることが大切です。健康を損ねると、収益が落ちてしまいます。フリーランスの仕事を続けるには、身体が資本と考えましょう。

フリーランスエージェントを活用する

独立するのが不安なら、フリーランスエージェントを活用するのがおすすめです。案件を受注しやすくなり、営業の手間を減らして安定した収入が目指せます。

セルプロ フリーランス」はフリーランスのエンジニア向けに、高単価の案件を提案しています。効率よく受注して本業に集中できるので、実力を発揮しやすいでしょう。

セルプロ フリーランス」では、フリーランスの仕事のサポートも行っています。案件の紹介から営業支援、税務関連の相談にも対応しているので、いまの働き方を変えたい方、独立を迷っている方も、どうぞお気軽にご相談ください。

まとめ

フリーランスエンジニアの働き方には、メリットとデメリットの両方があります。万が一の失敗を避けるためにも、しっかり準備を整えてから行動をおこしましょう。独立後に継続して仕事を受注するには、日々のスキルアップや仕事選びが肝心です。悩んだときはフリーランスエージェントも活用して、長く、安定した受注を目指してください。