フリーランスエンジニアの平均年収と年収アップの6つのポイント

フリーランスへ転向を考えているエンジニアの中には、転向後に年収がどう変化するか気になる方も多いでしょう。一般的にエンジニアは、会社員よりもフリーランスの方が高収入といわれています。 そこで今回はフリーランスエンジニアの年代別・職種別の平均年収と、年収アップにつながる6つのポイントについて紹介します。


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フリーランスエンジニアの平均年収

フリーランスエンジニアの平均年収は、年代別・職種別で異なります。仕事量や単価、スキルによっても異なるため、一概にいくらとはいえません。ただし、平均年収を知ることで、ある程度の目安になるでしょう。

この項目では、フリーランスエンジニアの年代別・職種別の平均年収を紹介します。

【年代別】

フリーランスエンジニアの年代別の平均年収は以下になります。

年代 平均年収
20代 約700万円
30代 約800万円
40代 約860万円
50代 約630万円

年代別では、40代の平均年収が約860万円で最も高いです。とはいえ、フリーランスは会社員と異なり年功序列がなく、実力がそのまま年収につながります。スキルを磨けばそれだけ高収入が期待できるでしょう。

30代以下のフリーランスエンジニアの約9%は、年収が1,000万円以上あるというデータもあります。実力やスキルがあれば、年齢にかかわらず高収入を目指せるのです。

【職種別】

次に、フリーランスエンジニアの職業別の平均年収を紹介します。

システムエンジニア:約700~1,000万円

フリーランスのシステムエンジニアの平均年収は、約700万円~1,000万円です。会社所属のシステムエンジニアの平均年収は600万円程度といわれているので、フリーランスの方が年収は高いといえるでしょう。

Webエンジニア:約500~700万円

Webエンジニアのフリーランスの平均年収は、約500万円~700万円です。現代では多様なWebシステムが多く開発されており、Webエンジニアのニーズは非常に高まっています。人材不足の現場が多く、フリーランスになっても単価の高い仕事を探しやすいです。

プログラマー:約600万円

フリーランスのプログラマーの平均年収は、約600万円です。ただし、使用できる言語やクライアント企業の規模などで大きく異なります。また、プログラミングに特化した実力があれば、さらに高い年収を得られる可能性もあるでしょう。

会社員のプログラマーの平均年収は500万円前後で、フリーランスの方が年収は高い傾向にあります。

ネットワークエンジニア:約600~700万円

ネットワークエンジニアのフリーランスの平均年収は、約600万円~700万円です。常駐案件と長期案件が多く、ほかのエンジニアの中でも、フリーランスとして安定性があります。経験や実力で信頼を得られると、継続的に高い年収を目指せるでしょう。

プロジェクトマネージャー:約700~1,200万円

プロジェクトマネージャーのフリーランスの平均年収は、約700万円~1,200万円です。プロジェクトの進捗管理や実行計画の作成など、責任者を務めるポジションのため、相対的に平均年収もやや高めになります。

経験やスキルによって、年収が1,000万円を超えることも多いです。経験を積むごとにスキルが高まるので、年齢による年収の差も大きいでしょう。

【フリーランスエンジニア】年収をアップさせる6つの方法

フリーランスとしてしっかり収入を得るには、前提として自己管理を徹底しなければなりません。自分の裁量で仕事ができるため、怠けたり体調を崩したりしないように気を配りましょう。

年収をアップさせるには、さまざまなポイントを押さえる必要があります。ここからは、フリーランスエンジニアが年収をアップさせる6つの方法を紹介します。

営業力を身につける

フリーランスエンジニアは、自分で仕事を獲得する必要があります。クライアントから仕事を得るには、営業力が必要不可欠です。経験や実力があっても営業力がないと仕事を受注できないでしょう。

今までの実績やスキルをアピールし、クライアントの予算も考慮して交渉できる力を身につけることが重要です。

常にスキルアップを心がける

新しい技術を習得すると、自身の需要が高まるでしょう。エンジニアに必要なスキルは、常に変化しています。新しい技術を習得すれば、クライアントのニーズに応えられて、仕事の獲得と年収アップにつながります。

新しい技術に関する情報収集を常に行って、スキルアップへ向けた学習を欠かさないようにしましょう。

クライアントと信頼関係を築く

仕事を任せてもらうには、クライアントの信頼を得ることが重要です。企業の担当者には、フリーランスに対してルーズやいい加減といったイメージを抱いている人も多いです。仕事を依頼されるためにはまず、相手から信頼を得ることが前提になります。

クライアントからの質問や連絡には丁寧に対応する、ニーズに沿った提案を積極的に行うなど、仕事の結果だけではなく過程も大切にしましょう。

丁寧で質の高い仕事をすれば、良好な関係が構築できて継続的に依頼されるでしょう。

幅広い人脈を形成する

人脈を活かして仕事を獲得するフリーランスエンジニアもいます。フリーランスが仕事を獲得する最も多い方法は「知人の紹介」です。『フリーランス白書2019』の調査では、全体の8割以上が「直近1年間で、紹介で仕事を獲得したことがある」と答えています。

また、幅広い人脈からクライアント数を増やすと、仕事がなくなるリスクを分散させられるでしょう。

最近はフリーランスエンジニアが増え、好条件の案件は競争率が高くなっています。SNSやブログなどを利用して、仕事につながる人脈を増やすのも重要です。

受ける仕事を見極める

年収をアップさせるには報酬の額だけでなく、効率の良い仕事を選ぶことも重要です。報酬の低い案件を受けないのも重要ですが、報酬が高くても内容が複雑であったり、時間がかかったりすれば割に合わないでしょう。

内容と報酬を比較して受ける仕事を見極めることが、フリーランスエンジニアに必要です。

積極的に交渉する

交渉で案件の単価を引き上げるのも、収入をアップさせる方法です。交渉するとクライアントに悪印象を与えると思い、安い報酬で仕事を請け負っている人も多いですが、遠慮することはありません。

これまでの実績やスキルを交渉材料にすれば、希望に近い報酬で交渉できるでしょう。

まとめ

年代別・職種別によって、フリーランスエンジニアの平均年収は異なります。40代が最も高い一方、実力が直接年収につながるため、スキル次第では若くても高収入が期待できます。

年収アップには営業力が必須で、クライアントとの信頼関係を築いたり、新しい技術を獲得してスキルアップしたりするのが重要です。

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