【フリーランスを目指す方必見!】エンジニアの実務経験は必要なのか?

エンジニアの仕事はPCひとつで完結することが多く、働く場所を選べるフリーランスと相性が良い仕事ともいえます。そのため、フリーランスエンジニアを目指す方も多くいます。 とはいえ、エンジニアは専門性が求められることから、フリーランスとして働くには実務経験が必要なのか気になる方も多いのではないでしょうか。 この記事では、フリーランスのエンジニアになるために実務経験が必要とされるかを解説します。また実務経験が浅い方向けに、フリーランスエンジニアへなるための4つのステップも紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。


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【フリーランスエンジニア】実務経験は影響するのか?

フリーランスエンジニアとして生活に十分な収入を得るためには実務経験が大事です。ここでは実務経験と収入の関係を解説します。

実務経験が少ないと月額単価が低い

フリーランスエンジニアの収入は経験や実績、スキルが大きく影響します。実務経験が豊富なエンジニアは経験の浅いエンジニアと比べて収入が上がりやすい傾向があります。以下が実務経験年数の相場です。

経験年数 月単価
1年未満 約30万円
1年目 約45万円
2年目 約50万円
3年目 約60万円
4年目 約70万円
5年以上 約90万円

上記はあくまでも目安ですが、実務経験が1年未満だと月額単価は約30万円です。一見すると収入は高いように見えますが、フリーランスは健康保険や税金などを報酬から差し引かなくてはなりません。そのため、実際に手元に残る金額は少なくなります。

フリーランスにはボーナスがないため、人によっては会社員時代よりも年収が下がるケースも考えられます。

低単価の案件しか受注できない

基本的にフリーランスは自ら営業し、案件を獲得していかなくてはいけません。しかし、実務未経験だとアピールできるスキルや実績が少ない状態からのスタートになります。さらに、フリーランスとして営業や交渉に必要なノウハウも身についていないことがほとんどです。

またクライアントから「対応力が身についていない」「信用度が低い」と思われてしまうケースも考えられます。実務未経験でも仕事を獲得することは可能ですが、高いスキルが要求されない低単価の案件しか受注できない可能性があります。

フリーランスエンジニアとして、まずは低単価の案件から実績を積んでいくのもひとつの選択肢です。しかし、経済的なリスクが大きいため慎重になる必要があります。

実務経験が浅くてもフリーランスエンジニアになれる

実務経験が浅くてもフリーランスエンジニアにはなれますが、仕事を獲得するのが大変なことを覚悟しておきましょう。なぜなら世の中に出回っている案件の多くは、経験年数3年以上のエンジニアを対象にしているためです。

案件を選ばなければ仕事を獲得できる可能性は高くなりますが、仕事内容に見合った報酬を得られないこともあります。

仕事を獲得できなかったときの生活面でのリスクを考慮すると、実務経験を積んで十分なスキルを習得してからフリーランスになる方が現実的といえます。

【フリーランスエンジニア】積んでおく実務経験の目安は3年以上

フリーランスエンジニアとしてのキャリアをスタートさせるうえで、積んでおきたい実務経験の目安は3年です。エンジニアのスキル習得度には個人差がありますが、実務経験を3年以上積むと以下の力が身につきます。

・基本的な仕事の流れと内容の把握
・自己管理能力
・コミュニケーション能力

上記はフリーランスエンジニアとして仕事をこなすための基礎的な力です。基本的な仕事の流れや内容が把握できなければ、どのように仕事を進めれば良いか分からず、仕事を完遂させるまでに多くの時間がかかってしまいます。

エンジニアには納期がつきものであるため、仕事をスムーズに進めて納期に間に合わせるためには仕事の流れを把握することが欠かせません。

また、自己管理能力はフリーランスにとって重要なスキルです。フリーランスは仕事の進め方も、働く時間も自由であるため、自らを律するスキルは欠かせません。自己管理を怠ると仕事が進まず、納期に遅れてしまい、クライアントからの信用を失う危険性も考えられます。

コミュニケーション能力はクライアントとの良好な信頼関係を構築するために欠かせません。フリーランスエンジニアは黙々とひとりで仕事をこなすイメージがありますが、実際はチャットやメールなどで細かい連絡や報告が必要になる場合があります。

フリーランスエンジニアになるための4ステップ

実務経験が浅い場合、どのようにフリーランスのエンジニアになれば良いのでしょうか。ここでは紹介するフリーランスエンジニアになるための4つのステップを参考にしてみてください。

目標を設定する

フリーランスエンジニアとしての、具体的な目標を設定することが最初の一歩です。無計画で見切り発車をすると、壁にぶつかったときにキャリアの方向性がブレ、自分が何をすべきか分からなくなってしまう可能性があります。

「いつまでに」「どのようなスキルを習得して」「どのくらいの収入を得たいのか」など、自己分析しつつ目標を設定してみてください。

数字を用いて具体的にすると、より実現しやすくなります。「2年後には応用情報技術者試験を取得する」「10年後は法人を設立する」など、5年後、10年後と細かく将来のキャリアを描いてみることが大切です。

必要なスキルを学ぶ

フリーランスエンジニアとして最適なスタートダッシュを切るためにも、スキルを身につけておくことが大切です。フリーランスエンジニアに欠かせないスキルは主に以下のスキルが挙げられます。

・ITの知識・技術
・営業力
・セルフマネジメント力
・税金、社会保険制度の知識

エンジニアとして仕事がこなせるだけのIT知識・技術は必要です。スキルがないままフリーランスエンジニアになっても、生活していくだけの十分な仕事を得られないリスクがあります。

ITの知識・技術が不足している方は、資格を取得するかプログラミングスクールに通うなどして、スキル習得を目指してみてください。

また、フリーランスには仕事を獲得するための営業力が必要不可欠です。「自分と仕事をすると相手にどのようなメリットがあるのか」を効果的に伝えることを意識してみてください。試行錯誤しながら営業を重ねていけば、営業力は上がっていきます。

セルフマネジメント力もフリーランスにとって欠かせないスキルです。自己管理できないと、生活リズムが崩れてしまったり、成果物が納期に間に合わなかったりします。

税金や社会保険制度に関してはフリーランスとして必要最低限の知識で構いません。確定申告や年金の知識をある程度勉強しておくことをおすすめします。

副業で実務経験を積む

実務未経験だと、そもそもエンジニアの仕事に自分が向いているかも分からないものです。
エンジニアの仕事は副業から始めることも可能であるため、実務未経験者はいきなりフリーランスになるのではなく、まずは副業から始めて仕事の流れや案件の獲得方法を身につけてみてください。

また副業であっても、案件を獲得して報酬を得る体験はフリーランスになった際に役立ちます。副業でコツコツとスキルを磨き、成功体験を積み重ねることが大切です。

案件が安定してきたら本業からフリーランスへ転向する

副業であっても高い実績と高評価があれば、同じクライアントから次の仕事を紹介してもらえたり、高単価の仕事を受注できたりします。安定的に案件を獲得できるようになり、副業の収入が上がってきたらフリーランスへ転向するチャンスです。

不安があればプロに相談してみよう

「自分の経験でも大丈夫だろうか」「どれくらいの単価を狙えるのか」など、不安や疑問があればフリーランスを目指している人向けの相談窓口を利用するのがおすすめです。

フリーランスへの転向で不安がある方はぜひ「セルプロフリーランス」へご相談ください。専属の営業スタッフによる営業サポートを実施しています。また。無償のコーチングプランを提供しており、将来やキャリアプランについて考え直すサポートもしています。ぜひお気軽にご相談ください。

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まとめ

実務経験が浅くてもフリーランスエンジニアになることは可能です。しかし、自力で案件を獲得するのが難しいうえ、低単価の案件しか受注できない可能性があります。

最低でも3年以上の実務経験を積み、十分なスキルと実績を備えてから、フリーランスへの転向を目指してみてください。