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フリーランスエンジニアに年齢制限はある?活躍できる年齢層も
これからフリーランスエンジニアを目指す方にとって、年齢制限や活躍している年齢層を知っておくと、今後のキャリア設計にも役立ちます。
何歳までという年齢制限はない
フリーランスエンジニアに年齢制限はありません。最近はフリーランスとして独立して活動するエンジニアも増えています。
フリーランスエンジニアの過半数は40代以上といわれていますが、60代以降から転身する人も少なくありません。ただし、50代を超えると受注できる仕事が少なくなるといわれています。独立後に案件を継続的に獲得できるかを把握した上でフリーランスに転身することをおすすめします。
フリーランスとして活躍している年齢層は40代
内閣官房日本経済再生総合事務局が2020年2月10日~3月6日に実施した「フリーランス実態調査結果」によると、フリーランスとして活躍している年齢層は、意外にも40代以上が多く、半分以上を占めています。具体的な数値は以下のとおりです。
・30歳未満:11%
・30歳以上:17%
・40歳以上:22%
・50歳以上:20%
・60歳以上:30%
会社員としてもスキルを磨き経験を積んだ中堅・ベテラン世代が活躍しているといえるでしょう。
出典:フリーランス実態調査結果
7割が40代までに独立
経済産業省が実施した調査によると、フリーランスになった年齢は8割の人が40代までに独立しています。年齢層は、多い順に30代(38.9%)、40代(27.1%)、20代(18.8%)、50代(11.2%)となっています。
独立は高齢になるほど踏み込みにくいことが分かります。
フリーランスエンジニアが50代以降から案件を受注しにくくなる理由
フリーランスのエンジニアは50代以降から案件獲得が難しくなるといわれています。その理由を紹介します。
年齢制限がある案件が多い
募集要項にあらかじめ「35歳以下」などの年齢制限が設けられているケースもあります。フリーランスエンジニアに年齢制限がある理由のひとつは、募集プロジェクトに年齢制限が設けられているという点です。
・即戦力として30代の人に参画してほしい
・長期的に関わってほしいため30〜40代が良い
・高年齢のエンジニアは病気や健康面のリスクが高まる
などが年齢制限の理由として挙げられます。その結果、とくに50代以降になると、受注できる仕事が減少することが考えられます。
仕事の継続が難しい
年齢を重ねると体力的にタイトなスケジュールでの納品に対応できなかったり、柔軟に対応することが難しかったりします。そのため、企業側も高年齢の採用を積極的に行えない場合もあります。
新しいスキルの習得が困難になる
急速な技術の発展が進むIT業界では、新しいスキルの習得も必要になります。
20〜30代の若年層は、WebやIT技術の習得に意欲的な姿勢を維持できますが、高齢になると、今までの経験を元に解決できる業務に従事する傾向にあります。また、日々の業務をこなすだけで精一杯になってしまうこともあります。
フリーランスエンジニアが50代以降も案件を獲得し続ける方法
高齢になってもフリーランスエンジニアとして案件を獲得する方法も事前に知っておくべきです。特に年齢の高いエンジニアは20代のエンジニアとは求められるスキルも変わります。
どんなスキルを求められるか事前に知って経験を積んでおくことが必要です。
クライアントと信頼関係を築いておく
クライアントと長期的に取引していけるほどの信頼関係を築いておけば、案件終了後も別の案件の声がかかることがあります。特に普段顔を合わせて仕事をしない場合は、エンジニアとしての業務遂行だけでなく、日々の業務報告などの報連相をしっかり行っておくことで信頼関係を構築できます。
リーダーポジションを経験しておく
会社員のうちにマネジメントを経験しておくことも重要です。管理者目線をもって業務できるフリーランスエンジニアは重宝され、年齢を重ねても活躍しやすいです。
プロジェクトを進めるうえでは、他部署や他企業のメンバーと意思疎通も必要になります。事業責任者としてプロジェクトを一任できるエンジニアは、20〜30代にはできない大きな強みとなります。
また、突発的な事態が発生した時に対応できる知識や経験があると良いです。
継続的なスキルアップを図る
エンジニアの技術は日々進化しています。最新情報は継続して追い続け、トレンドの技術を身につけ市場価値を高めていきましょう。
得意な分野がある方は専門スキルが使えるスペシャリストとして活躍することももちろんできます。とはいえ、さまざまな技術もある程度知識があるとアピールポイントにもなります。
自分が使えないスキルであっても、指示が出せる状態であると良いでしょう。
独自のシステムやサービスを開発する
歳を重ねるにつれて、時間給で働くのは限界を感じるかもしれません。自分でシステムを開発して企業に売ることができれば、効率良く収入を上げることができます。現在社員が担っている業務を自動化するなどエンジニアの技術を用いてサービスを展開することも考えてみましょう。
企業によってカスタマイズできるようにしておけば、興味を示してくれる企業も増えます。
ただし、独自開発だけで生活が成り立つとは限らないので、安定した収入や案件依頼がくるまでは通常案件も並行すべきです。
フリーランスエージェントを活用する
フリーランスエージェントを利用すれば、多数の案件から自分に合った仕事を紹介してもらえます。一般的にフリーランスエンジニアは、年齢が上がるにつれて案件を受注しにくくなる傾向にあります。
案件によって収入や勤務時間は異なるので、いくつかのエージェントを比較検討することをおすすめします。
フリーランスで高収入を得たい方は、セルプロフリーランスのご利用を検討ください。
まとめ
フリーランスエンジニアとして働くのに、何歳までという年齢制限はありません。しかし、年齢を重ねると、獲得できる案件が少なくなる傾向があるのは事実です。
フリーランスとして働くには、年齢よりも信頼や実績が重要になります。独立する前にフリーランスエージェント等を利用して、案件が獲得できそうか面談を受けてみるのも良いでしょう。