フリーランスエンジニアの実情
急速に発展し続けているIT業界は人材不足が問題となっており、フリーランスエンジニアの需要は高まっています。エンジニア側も、案件や働く場所などを自由に選べるメリットに魅力を感じ、フリーランスへ転向する人は増えているのです。
フリーランスエンジニアは、持っているスキルや頑張り次第で会社員時代以上の高年収を狙えます。一方で、仕事が受注できないと収入が得られないリスクもあるので、フリーランスに転向する場合はリスクもしっかり考えなければなりません。
フリーランスエンジニアの現実については、以下の記事で詳しく紹介しています。あわせて参考にしてみてください。
【エンジニア】フリーランス転向の現実は甘くないのか。理由を解説
フリーランスエンジニアになるための5つのステップ
ここではフリーランスエンジニアになるための必要なステップを紹介します。
STEP1.エンジニアの実務経験を積む
フリーランスエンジニアは即戦力として高い能力を求められるため、未経験ではなかなか案件を受注できないのが現状です。過去の実績を求められるので、エンジニアの経験は必須と言えます。1年以上の実務経験を積んでから、独立を目指すのがおすすめです。
STEP2.フリーランスとして働く環境を整える
フリーランスとして働く環境を計画的に整えなければなりません。
まずは、自分のキャリアやスキル、資格などを整理し、クライアントにアピールできるようまとめておくことが大切です。ポートフォリオやWebサイトなどを作成するとアピールしやすいでしょう。
また、PCや周辺機器、デスク、椅子など、集中して仕事に取り組める環境を作ることも必要です。長時間PCで作業をするので、使いやすいものや疲労が出にくいものを用意しましょう。
フリーランスの拠点に、自宅ではなくシェアオフィスやコワーキングスペースを利用する場合は、その情報も集めておく必要があります。月額料金、住所が借りられるかどうか、立地や設備など確認事項はたくさんあります。
フリーランスエンジニア向けのエージェントや求人サイトなどで、どんな案件があるのか事前に情報収集もしておきましょう。フリーランスになったときにどのような仕事が受注できるのか、自分のスキルと照らし合わせてイメージしておくことが大切です。
STEP3.副業として案件を受注してみる
勤めている会社が副業OKの会社なら、副業として案件をいくつか受注してみるのもおすすめです。本業の収入を維持したままで、フリーランスエンジニアとして働く流れを体感できます。
また、副業で貯めたお金を独立資金に充てられるでしょう。いきなりフリーランスとして活動するよりも、副業で少しずつ経験を積み上げて、フリーランスになったときのイメージを持っておいたほうが、独立後にスムーズに進みます。
STEP4.退職の手続きをする
フリーランスへ転向を決めたら、退職の手続きが必要です。就業規則を確認し、退職したい日から逆算して、間に合うように退職届を提出します。スムーズに退職できるよう、引継ぎは漏れがないように進めることが重要です。
有給休暇を取得するなら、その旨も事前に職場に伝えておくことが大切です。なるべく円満に退職するために、社内の人から反感を買わないように誠意をもって退職の手続きを進めましょう。
STEP5.開業する
開業するときに、納税地にある税務署に開業届を提出しましょう。また、青色申告を行う場合は、同時に青色申告承認申告書も提出する必要があります。また、健康保険と年金の切り替え手続きも忘れないようにしましょう。
開業後は、経費の計算や申告などの経理を自分ですることになります。確定申告に必要な帳簿の準備を忘れないようにしましょう。最近では、会計ソフトを利用する人が多く、経理の初心者でもわかりやすいのでおすすめです。
会計ソフトは、PCにインストールして使うものと、クラウド型のものがあります。PCの容量やPCを買い替えることを考えると、クラウド型が使いやすいでしょう。
フリーランスエンジニアが案件を受注する方法
フリーランスになった後は、どのように案件を受注すれば良いのでしょうか。フリーランスエンジニアが案件を受注する方法については下記のとおりです。
・フリーランスエージェントに登録する
エージェントで紹介された案件から始めるのが最適です。事前にスキルを登録できるところも多いので、うまくマッチングできれば収入につながります。
・求人サイトから応募する
業務委託でフリーのエンジニアを募集している企業もたくさんあります。そうした求人を探すのもおすすめです。
・クラウドソーシングサイトを利用する
クラウドソーシングにも、エンジニアに適した案件がたくさんあります。登録していればスカウトを受けることもありますが、自分のスキルと照らし合わせ、こちらから応募することも可能です。
・人脈を利用する
会社員エンジニア時代の人脈を利用するのも良いでしょう。信頼関係ができているので、安心して受注できます。
・SNSを活用する
SNSを使って仕事を受注する人もいます。フリーランスになったら、仕事用のアカウントを運用するのもおすすめです。
案件を受注する方法はさまざまですが、受注経路は複数用意しておいたほうが、安定して受注できます。ひとつの受注先に依存しないようにしましょう。
フリーランスエンジニアになるために必要なスキル
フリーランスエンジニアになるためには、どのようなスキルが必要なのでしょうか。ここからは、必要なスキルについて解説します。
エンジニアとしての技術力
フリーランスには、即戦力として働けるだけの高い技術力が必須です。即戦力でなければ、フリーランスに発注するメリットがないので、発注側も技術力を重視しています。
営業力
自分をアピールして、優良案件を獲得するために欠かせないのが営業力です。フリーランスは自ら営業しなければ案件を獲得できないので、積極的に営業活動をする必要があります。営業に自信がない人は、営業面でもサポートを行ってくれるエージェントに任せる方法もあります。
自己管理能力
フリーランスは、オンオフの区別がつけづらくなるので、体調や時間の管理などの自己管理能力も大事です。うまくバランスをとって案件を受注し、スケジュールを決めて進めていく必要があります。
コミュニケーション能力
フリーランスでも、エンジニアはチームで動く仕事が多いので、スムーズに業務を進めていくためのコミュニケーション能力は必要です。同業者だけでなく、クライアントともしっかりコミュニケーションがとれていないと、思わぬトラブルにつながる可能性があります。
まとめ
フリーランスエンジニアとして生計を立てるのは、軌道に乗るまでに長い時間がかかることもあります。なるべく早く軌道に乗せて生計を立てるためにも、フリーランスエージェントの活用も検討してみてはいかがでしょうか。
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