必要なスキルとは?フリーランスのフロントエンドエンジニアのなり方と案件獲得方法

フロントエンドエンジニアとしてIT企業に勤務している人の中には、フリーランスになって自由に働きたいと考えている人もいるのではないでしょうか。年功序列の会社員だと、実力があっても勤続年数が短いと給料はなかなか上がりませんが、フリーランスになれば、若くても実力次第で高収入も目指せるのが魅力です。 しかし、自分がフリーランスとしてうまく働いている姿をイメージできないという方も多くいます。そのため、フリーランスフロントエンジニアの働き方や報酬の目安を知り、働くイメージを持つことが大切です。 本記事では、フリーランスのフロントエンドエンジニアになる方法や案件の獲得方法などを解説していきます。


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【フリーランス】フロントエンドエンジニアの働き方

フリーランスのフロントエンドエンジニアの働き方は、主に「常駐型」と「在宅型」に分けられます。

常駐型は、クライアント企業の社員と同じように、クライアントのオフィスに出勤して業務にあたる働き方です。そのため、会社員の働き方に近く、自由度はそれほど高くありません。

在宅型は、出勤の規定がなく、あらかじめ決められた納期までに「成果物」を制作して納品するという働き方です。作業をする時間や場所などは自由に決められます。

【フリーランス】フロントエンドエンジニアに求められるスキル

最近では大企業だけでなく、中小企業や個人事業主でもホームページの運用が一般的になってきました。また、Web開発も高度化しています。ブラウザでアクセスするだけで、専用のソフトウェアと同様な機能を利用できるサイトも多いです。

ブラウザの進化に伴い、フロントエンドエンジニアが担当する領域も広がっています。

ただし、フロントエンドエンジニアとして相応のスキルや実績がなければ、フリーランスとして活躍することは難しいです。では、フリーランスのフロントエンドエンジニアには、どんなスキルが求められるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

プログラミングの基本スキル

フリーランスのフロントエンドエンジニアは、プログラミングの基本スキルを身につけていなければなりません。代表的な言語は「HTML」「CSS」「JavaScript」などです。

基本的に最新バージョンの知識が重要ですが、古いバージョンの知識が求められる現場もあります。対応できる案件の幅が広いと、収入アップにもつながりやすいです。

CMS構築スキル

WordPressやMovable TypeなどのCMSはサイトの更新や管理を簡単に行えるため、企業のオウンドメディアなどで主流になっています。

そのため、フリーランスのフロントエンドエンジニアにおいても、CMSを扱うスキルは重視される傾向が強いです。

コミュニケーションスキル

フリーランスでも完全にひとりで仕事をするわけではありません。チームを組んでクライアント企業の社員やほかのフリーランスの人と一緒に仕事をすることもあります。在宅の場合でも、チャットツールなどでクライアントとやりとりする機会が多いです。

そのため、チームのメンバーと情報共有できる関係を構築する必要があり、コミュニケーション能力が求められます。

また、クライアントが必ずしもIT分野に詳しいとは限りません。社内にIT分野に詳しい社員がいないからこそ、サイト制作を外注する企業もあるでしょう。

その場合には、専門知識を噛み砕いて分かりやすく伝えられる技術が必須です。

【フリーランス】フロントエンドエンジニアの収入はどれくらい?

収入は会社員を継続させるか、フリーランスになるかを判断する大切な材料です。フリーランスのフロントエンドエンジニアになれば、どのくらい稼げるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

【フリーランス】フロントエンドエンジニアの案件単価・相場(目安)

フリーランスのフロントエンドエンジニア向けの案件の平均単価は60万~70万円程度です。ただし、案件によっても単価に差があります。

全体で見てみると、45万~115万円程度と単価相場は幅広いです。45万円前後の案件を中心に受ける場合と、115万円前後の案件を中心に受ける場合では年収額が異なります。

できるだけ高単価の案件を受けるのが高収入を得るコツです。少なくとも、相場よりも極端に単価が安い案件は受けない方が良いでしょう。

【フリーランス】フロントエンドエンジニアの平均年収

フリーランスのフロントエンドエンジニアの平均年収は、JavaScript経験年数によって幅があります。

JavaScript経験年数が1年未満の場合には、月単価35万円程度です。年収額で見ると、420万円程度になります。

2〜3年の経験があれば、月単価の相場は60万円程度に上がり、年収額も714万円程度と高めです。

経験年数が3〜5年になれば、月単価の相場は70万円程度とさらに高くなります。年収額は840万円程度です。

【フリーランス】フロントエンドエンジニアの実際の案件を紹介

フリーランスのフロントエンドエンジニアとしての働き方をイメージするには、実際の案件を確認することが大切です。ここではフリーランスのフロントエンジニア向けの案件の一例を紹介していきます。

実際にどんな案件があるのか

案件の実例として、業務システムにおけるポータル機能のエンハンス開発案件が挙げられます。フロントエンドの製造からテストまでを行いますが、Gitを用いたチーム開発です。Slackで1日2回程度の打ち合わせがあり、ほぼフルリモートで作業を行います。

フロントエンドエンジニアとして2年程度の経験のある方を対象にしており、報酬は65万円程度です。

ほかに地方自治体向けのWebシステムの継続的な機能開発支援もあります。主にJavaScriptやTypescriptなどのスキルが必要です。

打ち合わせを1回行った後、フルリモートで仕事を行います。報酬単価は70万円程度です。

在宅OKの案件はあるの?

在宅OKの案件の実例としては、医療システムのフロントエンド開発が挙げられます。新機能開発やコード品質の改善などもあわせて行うという内容です。打ち合わせはWeb面接を1回行います。報酬単価は100万円程度です。

マーケティングオートメーションツール導入に伴う、フロントエンド開発支援の案件もあります。具体的な業務内容はランディングページやHTMLメールの作成、SQLの実装、サーバサイドJS開発などです。

打ち合わせは2回行いますが、そのうち1回は実際に顔を合わせます。報酬単価は70万円程度です。

フリーランスのフロントエンドエンジニア案件の獲得方法

フリーランスのフロントエンドエンジニアとして生きていくには、案件の受注が重要です。ここでは、効率的に案件を獲得する方法について解説します。

クラウドソーシングを利用する

クラウドソーシングは在宅で作業したい副業ワーカーに向いたプラットフォームです。規模は小さいものの、比較的獲得しやすい案件が多く募集されています。フリーランスになりたての人に向いているでしょう。

クラウドソーシングで順調に案件をこなしていけば、実績が豊富になり案件を獲得しやすくなります。高収入を目指すのは難しいかもしれませんが、実績作りの場としては最適です。

フリーランス向けのエージェントを利用する

フリーランス向けの案件を紹介している専門のエージェントサービスがあります。ある程度の経験や実績を積んでいるなら、エージェントから求人案件の紹介を受けてみるのもおすすめです。

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まとめ

フリーランスのフロントエンドエンジニアになるには、プログラミングスキルやCMS構築スキルが必要です。それとあわせて一定のコミュニケーションスキルも求められます。

案件はクラウドソーシングやフリーランス向けのエージェントなどを通じて獲得することが多いです。在宅で可能な案件もあり、経験と実力次第で高収入も目指せます。

会社員よりもフリーランスとして自分の実力を試しながら、実力に見合った報酬をもらいたいと感じる人は、思い切って一歩踏み出してみましょう。