【フリーランス】賃貸契約の入居審査を通過させるための対策6選!

近々独立を考えている方は、フリーランスとして歩みだす第一歩として、オフィスを借りるケースもあるかと思います。とはいえ、フリーランスの賃貸契約は審査が厳しいという話もよく聞きますよね。本記事では、入居審査に不安を抱えている方に向けて、本記事では審査でどのような点が見られるのか、通過させるためのポイントなどをご紹介します。


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多くのフリーランスが抱える悩み・・・「賃貸契約の入居審査」

実際にフリーランスとして働いている方のうち、賃貸契約の入居審査には残念ながら2割から3割の人が落ちていると言われています。

それにはどのような理由があるのでしょうか。

大家さん(貸主)の立場から考えると「きちんと家賃を払ってくれるのだろうか?」という観点から、以下のようなポイントが見えてきます。

・家賃を支払える能力に不安がある
・収入が不安定だと思われている
・社会的な信用度が低い

特にフリーランスになりたての頃は収入面の不安定さなどが理由で、安定した給料という収入がある会社員に比べると入居審査に通過しにくい傾向にあります。

これらの不安要素を解決するには、貸主が納得できる収入を証明できるかが審査通過のポイントになってくるでしょう。

フリーランスの賃貸契約で“入居審査が通りやすい人”って?

それでは、どのような人がフリーランスとして賃貸契約で入居審査が通るのか。その特徴をご紹介します。

【1】フリーランスとしての勤続年数が1年以上

独立してから1年目のうちは、フリーランスとしての収入を証明する手段がありません。実績がなく過去の職歴も判断基準とはならないため、通常よりも審査の通過が難しいとされています。

しかし、1年以上のフリーランスとしての勤続年数がある方は、確定申告書が収入証明書となるため入居審査に通りやすくなってきます。

【2】家賃が手取り月収の20~25%程度

基本的に入居審査においては、手取り月収に対する家賃の割合が重要視されます。

一般的な会社員の目安が「家賃が手取り月収の3分の1」なのに対して、収入から税金や保険料や経費などが差し引かれるフリーランスの場合はそれよりも低く見積もられると考えておきましょう。目安は「家賃が手取り月収のうち20~25%程度」です。

手取り月収のうち家賃が20~25%程度の物件を探している方は、支払い能力があると認められて入居審査に通りやすくなる傾向にあります。

【3】十分な貯蓄がある

十分な貯蓄がある方は審査に通りやすい傾向です。目安として、半年~1年以上の家賃が払える程度の貯蓄があることが好ましいです。

独立を考え始めた時点で会社員としての給料を貯蓄に充てておくのも良いかもしれません。

いずれも、収入面で貸主を安心させられる材料があることが、入居審査通過のポイントになっています。

フリーランスの賃貸契約で入居審査を通過するための対策

それらを踏まえて審査通過に不安がある方は、以下の対策に取り組んでおきましょう。

フリーランスとして数年実績を積む

入居審査で最も着目されるのはやはりなんと言っても「収入」です。

フリーランスとして安定した収入を証明するには、実績や貯蓄を作っておくのが何よりも重要。特に業務委託契約の実績があると安心材料になります。

独立を考えている方や実績を作りたい方、収入を上げたいと考えている方は是非「セルプロ フリーランス」をご利用ください。

プロジェクト紹介・営業支援など、収入安定のためのサポートをさせていただきます。独立のご支援もしておりますので、フリーランスへの転向に向けて一括でご依頼いただけます。

都市部+家賃の安い物件を探す

前述の通り「手取り月収のうち20~25%程度」の家賃で物件を探すのは大前提ですが、地方だとまだフリーランスという働き方が浸透しておらず、借りにくいのが実情です。

そのため、できれば地方ではなく都市部で家賃の安い物件を探すこともおすすめします。

収入が安定している親族を連帯保証人とする

入居審査においては、借主だけではなく連帯保証人も審査の対象となります。

連帯保証人については収入状況だけではなく借主との関係性も見られるので、収入が安定していて且つ借主からの距離が近い親族を連帯保証人とすることをおすすめします。

連帯保証人を立てられないときは、家賃保証会社を利用するのもひとつの手。その場合は「保証会社利用可」の物件に絞って物件探しを行いましょう。

「職業欄」は具体的な職種を記載する

賃貸契約申込書の職業欄に「フリーランス」と記載してしまうと、何の仕事をしている人なのかが分かりにくく、貸主を不安にさせてしまいます。

そのため「フリーランス」ではなく具体的な職業を記載しましょう。例えば、「エンジニア」「プログラマー」「デザイナー」「ライター」「フォトグラファー」「プロップスタイリスト」などです。

「フリーランス」と記載するよりも貸主や管理会社が仕事をイメージしやすくなるため、信用度が高まります。

ポートフォリオ・ホームページを作成する

IT系の職業は幅広いため、貸主や管理会社によってはその職業自体に理解を得られない場合もあります。

自身の仕事をより理解してもらうためのホームページやポートフォリオを作成しておくのがおすすめです。

今は無料でも簡単にホームページやポートフォリオを作成できるツールもあるので、調べてみると良いでしょう。

身だしなみ・マナーに気を付ける

個人の印象や信用度を下げないためにも身だしなみやマナーに注意を払うことは重要です。人柄は審査項目でもあります。特に態度や言葉遣いには注意しましょう。

不動産会社へ賃貸契約の相談に行く際の服装は、オフィスカジュアルがおすすめです。

【盲点!】フリーランスの賃貸契約で入居審査を受ける際の注意点

 

収入面以外にも、賃貸契約の入居審査を受ける前に注意しておきたい点があります。

SNSが調査されるケースもある

今の時代、仕事やコネクションを獲得するために、またはプライベートでSNSを活用することも多いと思います。

しっかりとした管理会社が入っていると、SNSでの投稿が調査の対象になるケースもあります。例えば、過去に炎上したことがあると人柄に問題があると判断されてしまうかもしれません。

「そんなところまで見られるの?」と思うかもしれませんが、貸主からしたらどのような人が入居するのかを知るために管理会社へ「社会人としてちゃんとした人?」「過去に何か問題起こしていたりしないよね?」などと聞きたくなる心情も分かります。

アカウント名がフルネーム、または過去の投稿から自分だと分かる可能性が高い場合は、フォロワーとどのようなコミュニケーションを取っているか、攻撃的な物言いをしていないかなど、過去の投稿などを改めてチェックしておきましょう。

滞納歴があると審査の通過率が格段に下がる

住居としての物件探しもそうですが、個人の信用情報に傷があると、一気に審査の通過率が下がってしまいます

過去5年以内で以下の滞納や長期延滞をしていないかチェックしておきましょう。

✓家賃
✓クレジットカード
✓携帯料金
✓公共料金料金
✓奨学金
✓カードローン
✓キャッシング
✓車のローン

など

まとめ

フリーランスになりたての方は特に、収入の不安定さが理由で入居審査が通りにくい傾向です。実績を作っておく、収入の安定した親族を連帯保証人とする、ポートフォリオを作成しておくなど、対策を講じておきましょう。