【フリーランス】AWSエンジニアになるには?案件の獲得方法を解説

AWSエンジニアとして会社で積んできたスキルを生かしてフリーランスに転向したいと考えている方もいるでしょう。フリーランスのAWSエンジニアの現状はどうなっているのでしょうか。 フリーランスのAWSエンジニアの収入事情や必要なスキル、将来性、フリーランスになることでの変化について紹介します。


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【フリーランス】AWSエンジニアに必要なスキル

AWSエンジニアが、フリーランスとして案件を受注するには、具体的にどのようなスキルが必要になるのでしょうか。

ここでは以下の3つのスキルを取り上げます。

インフラエンジニアとしてのスキル

AWSエンジニアがフリーランスで仕事を得るには、サーバー構築やネットワーク、セキュリティなどのインフラエンジニアとしての知識が必要です。多くのAWS案件では、インフラエンジニアの役割が求められるため、インフラの知識がないとASWエンジニアとして仕事をしていくことが難しくなります。

知識を要しているだけではなく、現場で活用できるノウハウも求められます。インフラエンジニアとしての知識を蓄え、実務経験を積む必要があります。

データベースの知識

ASWエンジニアがフリーランスで仕事を得るには、インフラの知識だけでなく、データベースなどのミドルウェアの知識も欠かせません。

ミドルウェアはインフラと関係が深く、サービスインフラの拡張性や安定稼働を担う重要な位置にあるためです。システムのレスポンスを良くしたり、拡張性を持たせたりするにはデータベースなどの知識が必要になります。

起業サービスの中核であるデータベースを扱えるスキルがあれば、プロジェクトをよりサポートでき、さらに市場価値の高いAWSエンジニアとなれます。

コミュニケーションスキル

フリーランスのAWSエンジニアは、会社に所属しているとき以上にコミュニケーションスキルが問われます。チームを組んでいる他のエンジニアと、お互いの状況を共有しながら業務を進めていかなくてはならないためです。

また、取引先の要望を適切に汲み取って業務を進める必要があります。取引先との認識のずれを生じさせないためには、密な報連相やトラブルを未然に防ぐ高いコミュニケーションスキルが重要です。

【フリーランス】AWSエンジニアの収入はどれくらい?

フリーランスのAWSエンジニアに転向する場合、どのくらいの収入が見込めるのかは気になるところだと思います。会社員時代より収入アップを狙いたい方も多いのではないでしょうか。ここでは、フリーランスのAWSエンジニアの収入事情についてご紹介します。

AWSの案件単価・相場

AWS案件の平均単価は70〜80万円、最も多い単価は60〜70万円程度とされています。全体を見ると、もっと単価の低い案件、あるいは単価の高い案件があり、単価相場は20〜110万円程度が目安です。

平均単価などを目安に、極端に単価が低いと思われる案件は避けることが得策です。

※AWS案件の相場感などは、クライアントや案件内容によって変わりますので、あくまでも参考としてください。

実務経験が長いほど高単価

フリーランスのAWSエンジニアの案件単価の相場は、実務経験の長さでも変わります。スキルや実績で単価が変わるためです。

例えば、実務経験が1年未満であれば月20〜30万円程度が相場となります。実務経験が5年以上になると月額単価の相場は65〜85万円程度になり、より高単価を目指せるようになります。

AWSエンジニアの平均年収

AWSエンジニアの年収は、実務経験や実績など、個人が有する実力で幅があります。実力があれば、フリーランスとして年収を上げていくことが可能です。

平均的な年収は、AWSエンジニアの場合500〜600万円程度といわれています。これは、一般的なWebシステムの作成ができるレベルです。

加えて、フロントが書ける、エンタープライズ製品に強いなど、プラスになる特殊なスキルなどがあると、年収700〜800万円を狙えるレベルになります。

さらに経験を積み実績を上げられるようになれば、フリーランスでもプロジェクトを管理するPMの位置を狙っていくことが可能です。PMレベルになると年収900万円以上を見込むこともできます。

AWS案件は大きく分けて2種類ある

AWS案件は大きく分けて、リプレイス案件とWEBアプリケーション開発案件の2種類あります。

リプレイス案件とは稼働しているシステムの置き換えを行うものです。一部を置き換えることもあれば、システム全部を置き換えることもあります。

社内インフラは定期的にリプレイスが行われますが、これはセキュリティ面や動作面で不具合が生じることがあるためです。また、システム拡張のために複雑になったインフラを、誰もが扱えるように再構築する目的もあります。

オンプレミスからクラウドに乗り換える企業もあり、メンテナンスやコスト面の課題を解決してくれるAWSが選ばれることも多いです。そのため、AWSエンジニアを必要とするリプレイス案件が増えています。

WEBアプリケーション開発案件は、AWS上に新たにWEBアプリケーションを構築する案件です。スタートアップ企業の案件を中心に、AWSを活用するさまざまなサービスの案件があります。

AWS案件の将来性は高い?

AWS案件が今後も伸びる可能性は高く、AWSエンジニアの将来性は高いといえます。大手企業を中心にクラウドサービスが展開されていますが、Amazonが提供するAWSのシェアは高く世界で広く利用されているためです。

また、近年AWSの利用を含めたクラウドサービスの需要が高まってきています。実際に、国内クラウドサービスの市場規模は拡大しており、2021年の市場規模は3兆5,723億円で、前年比24.3%増となっています。 さらに、AWSエンジニアを含め、2030年にはIT人材が最大79万人不足すると予想されています。将来的にIT人材の売り手市場の拡大が見込まれる点においてもAWS案件の将来性は高いです。

参考:IT人材需給に関する調査(概要)|経済産業省

【AWSエンジニア】フリーランス転向で生じる4つの変化

会社員からフリーランスのAWSエンジニアになることで何が変わるのか、知っておきたい4つの変化を取り上げます。

収入が増えやすい

良い変化として収入アップが望める点が挙げられます。会社員の場合、実力や実績を上げても給与制度などがあるため年収アップに制限がありますが、フリーランスは給与制度などで縛られません。

月額単価の良い案件に参画できるようになれば、会社員時代よりも高い年収が期待できます。努力や実績が収入につながりやすい点でメリットがあるでしょう。

案件を自由に選べる

案件を自由に選びやすい点も、良い変化としてあげられます。会社員であれば会社が獲得した案件に従事するしかないです。しかし、フリーランスであれば掲載されている案件に自由に応募できるためです。

自分のやりたい案件に参画しやすいうえ、伸ばしたいスキルや経験に合わせた案件も選択できるようになります。自身が望む形でのスキルアップもしやすくなるでしょう。

確定申告や税務処理を自分で行う

フリーランスに転向すると税務処理の負担が増えます。会社員は会社が年末調整で処理してくれますが、フリーランスは自身で帳簿付けを行い確定申告しなくてはなりません。

所得税の確定申告のほかにも、必要に応じて消費税の申告や固定資産税・個人事業税などの納付など、そのほかの税務処理も確実に行う必要があります。

フリーランスへの転向を考えている方は、事前に税金や各手続きについて勉強しておくことが無難です。

案件を自分で獲得しなければならない

フリーランスで仕事を得るには、自身で仕事を獲得していかなくてはなりません。そのため、業務にあてる時間以外にも案件を獲得するための営業活動に割く時間が必要です。

また、AWSエンジニアを必要としている案件で採用してもらえるための営業力(自己プロデュース力)も求められます。

自分で一から案件を獲得していくのは難しいため、AWSエンジニア向けの案件に応募できるサイトやエージェントを見つけるのが望ましいでしょう。

セルプロフリーランスは、フリーランスエンジニア向けの高単価リモート案件が見つかるマッチングサービスです。

案件紹介に加え、税務サポートや営業サポートも行っているため、フリーランスへの転向で不安がある方にも安心してご利用いただけます。まずは無料相談からご利用ください。

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まとめ

クラウドサービスの市場規模も拡大しており、AWSエンジニアの将来性には期待できます。今回ご紹介したAWSエンジニアとして必要なスキルを身に着け、企業から求められるフリーランスとしての活躍を目指しましょう。

フリーランスへの転向を考えるなら、AWSエンジニアの案件を獲得できる環境づくりも必要です。クラウドソーシングサイトやエージェントを利用し、案件受注を成功させましょう。