
デジタルトランスフォーメーション(DX)支援を通じて企業の成長を促進するセルプロモート株式会社(代表取締役:林 亮太、本社所在地:東京都新宿区、以下「セルプロモート」)は、茨城県鹿嶋市(市長:田口 伸一、以下「鹿嶋市」)とのDX推進に関するパートナーシップに基づき、鹿嶋市向けに構築した「ホームページ学習型AIチャットボット」について、2026年4月1日より本番稼働を開始することをお知らせいたします。
■本番稼働に至った背景
セルプロモートは、2025年6月より鹿嶋市のDX推進を担う民間パートナーとして、業務課題の可視化から施策の検討・システム構築までを伴走型で支援しています。
従来、鹿嶋市では窓口や電話に寄せられる問い合わせの多くを定型的な質問が占めており、職員が本来注力すべき複雑な相談業務に十分なリソースを割けない状況が続いていました。こうした課題を受け、セルプロモートは定型的な問い合わせにAIが自動応答する「ホームページ学習型AIチャットボット」を鹿嶋市向けに構築し、AIが対応できる質問はAIに任せることで職員の業務負担を軽減するとともに、市民が休日や閉庁時間を問わず24時間いつでも必要な情報を得られる環境を実現しました。
2025年12月18日から2026年2月28日にかけて行った実証実験で、鹿嶋市DX・行革推進室が実施した調査では、市民の利便性向上および職員の問い合わせ対応負担の軽減に対する有効性が確認されました。これを踏まえ、必要な改善を施したうえで、2026年4月1日より本番稼働を開始します。
■実証実験の結果
実証実験での利用者アンケートでは、約83%が「役に立った」と回答がありました。「市のホームページより分かりやすい」「24時間利用できる」「言葉遣いが丁寧」などの声が寄せられたほか、窓口への問い合わせなしでも具体的な次の行動につながったケースも確認されました。
推計利用件数は実証期間中で約2,360件にのぼり、1件あたり3分・職員平均時間単価3,284円で換算すると、約118時間・約38.8万円の業務削減効果が推定されます。現在の利用水準が年間を通じて維持された場合、年間約590時間・約193.8万円の削減が見込まれます。

■本番稼働に向けて行った改善
実証実験を踏まえた改善として、ログ分析を通じてAIによる回答の精度向上と参照データの整備を行ったほか、市公式ホームページへの埋め込み形式に移行することで、利用者のアクセスステップを大幅に短縮しました。
■「ホームページ学習型AIチャットボット」概要
本システムは、米Anthropic社の対話型AI「Claude」とRAG(検索拡張生成)技術を組み合わせ、鹿嶋市公式ホームページの公開情報に基づいて回答を生成するものです。24時間365日対応・即時回答・自動データ更新を特徴とし、2026年4月1日より鹿嶋市公式ホームページ上で利用可能です。
■今後の展望
本取り組みは、セルプロモートにとって自治体向けDX支援における初の事例となります。特定のSaaSやプロダクトに依存しない伴走型支援という強みを活かし、構想から本番稼働まで一貫して支援した本事例は、公共分野の展開における重要なマイルストーンとなります。鹿嶋市が目指す「スマート&コンパクトシティ」の実現に向けてさらなるDX施策を展開するとともに、本事例のノウハウを活かし、自治体や企業へさらなる支援拡大を目指してまいります。