フリーランスエージェントとは?メリット・デメリットや利用の流れを紹介

フリーランスの活動をサポートしてくれるサービスに、「フリーランスエージェント」があります。フリーランスエージェントは、案件の紹介や営業の代行などを行ってくれます。とはいえ、具体的にどのようなメリット・デメリットがあるのか知らない方も多いのではないでしょうか。 今回は、フリーランスエージェントとは何かを詳しく解説しつつ、メリット・デメリットや利用の流れについてご紹介します。


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フリーランスエージェントとは

フリーランスエージェントとは、仕事を受注したいフリーランスと、仕事を発注したいクライアントを仲介するサービスのことです。

サービス内容は提供会社によっても異なりますが、一般的にはフリーランスとクライアントの間に立ち、プロジェクトのマッチングや契約交渉、事務処理の手続き代行、納期管理、独立サポートなどを行います。

フリーランスエージェントは、登録から案件の紹介まで基本的に無料ですが、案件報酬の一部をマージンとして引かれることがほとんどです。

フリーランスエージェントと似たようなサービスに、クラウドソーシングがありますが、フリーランスエージェントとはサポート内容が大きく異なります。

クラウドソーシングは、数ある案件の中から自ら選択し、応募するのが一般的です。自発的に動かなければ案件の獲得は難しくなります。

一方、フリーランスエージェントは、自分のスキルにマッチした案件をエージェント側がピックアップして紹介してくれます。

フリーランスエージェントを利用するメリット

フリーランスで案件の獲得に悩んでいる場合は、フリーランスエージェントを利用するのがおすすめです。しかし、どのようなメリットがあるのか、怪しいのではないかと不安になっている方もいるでしょう。

ここではフリーランスエージェントを利用するメリットを5つご紹介します。

仕事の選択肢が広がる

フリーランスエージェントは、複数のクライアントと提携しており、さまざまなプロジェクトや仕事の案件を提供しています。そのため、単一のクライアントに依存することなく、さまざまな案件に関わることが可能です。

また、エージェントを通じて仕事を受けることで、自身のスキルや専門分野に合わせて幅広い案件に携われます。

ほかにも、需要のあるスキルや市場、セミナーなどにも精通しているため、自身の今後のキャリアを広げられる点もメリットです。

さまざまなクライアントとの関係を築くことで、収入の多様化も図れます。複数の仕事やプロジェクトから収入を得られることで、リスク分散や安定した収入の確保が可能になるのです。

案件のみに集中できる

フリーランスエージェントは、クライアントの獲得や営業活動を代行してくれます。自身のプロフィールやポートフォリオをエージェントに提供することで、エージェントがクライアントとの交渉や案件の獲得を行います。

これにより、自身で営業活動やマーケティング活動を行う必要がありません。収入面をはじめ将来への不安が軽減されるため、仕事に集中することが可能です。

また、フリーランスエージェントを利用すると、プロジェクトの進行や問題解決に関してもサポートを受けられます。一般的にフリーランスには後ろ盾がないため、クライアントとのトラブルが起きた際に弱い立場になりやすいです。

しかし、フリーランスエージェントは、クライアントとのコミュニケーションやトラブルシューティングも代行してくれるため、安心して仕事に集中することができます。

単価の高い案件を受注できる

独立してから日が浅いうちは、単価の高い案件を獲得することは難しいでしょう。しかし、フリーランスエージェントは、クライアントに対して交渉力をもっています。

フリーランスのスキルや経験を正当に評価し、適切な報酬を交渉するためのサポートを提供してくれます。そのため、単価の引き上げや条件の改善を見込めるのです。

また、フリーランスエージェントは、多くのクライアントとの関係を築いています。広いネットワークを通じて、高単価の案件や需要の高いプロジェクト、非公開案件を紹介してくれるケースも少なくありません。

単価の高い案件を受けられることで、独立後の生活に余裕も生まれてくるでしょう。

キャリアプランを相談できる

フリーランスエージェントは、フリーランスのキャリアに関する知識が豊富です。業界や市場の動向にも通じており、フリーランスのキャリアにおけるポテンシャルについて専門的なアドバイスをしてくれるでしょう。

これにより、キャリアの方向性やスキルの強化方法、成長のための戦略などについて相談できます。

フリーランスは、「仕事に関して周りに相談できない」という悩みを抱えている方が多くいます。そのような場合、良きパートナーとして寄り添ってくれるフリーランスエージェントは心強いものです。

福利厚生を受けられる場合がある

フリーランスは自営業者として働くため、雇用主やフリーランスエージェントが福利厚生を提供することは基本的にありません。しかし、一部のフリーランスエージェントは、フリーランス向けの特典やサポートを提供している場合があります。

例えば、専門的なトレーニングや教育プログラムの提供、業務支援のサービス、スポーツクラブや飲食店の割引などです。正社員ほど手厚い福利厚生を受けられることはほとんどありませんが、受けられる特典やサポートはしっかり活用しましょう。

特典やサポートの有無、内容はエージェントによって異なるため、利用前に確認してみてください。

フリーランスエージェントを利用する前に把握しておくこと

フリーランスエージェントを利用するメリットは多いものの、注意すべき点もあります。エージェントに対しての報酬や手数料としてマージンが発生することです。

マージンはエージェントのサービス提供や仲介に対する対価として支払われるものであり、契約金額の一部または一定割合として設定されます。

一般的には、案件受注において契約金額からマージンを差し引いた金額をフリーランスに支払います。具体的なマージンの額や計算方法は、エージェントや契約内容によって異なるため、事前に確認しておくことが大切です。

マージンが発生するといっても、フリーランスエージェントを利用することで、自分では獲得が難しい高単価な案件を受けられるメリットは大きいといえます。特に、独立当初の不安定な時期は、利用する価値が十分にあるでしょう。

フリーランスエージェントの利用がおすすめな人

フリーランスエージェントの利用がおすすめの人の特徴をご紹介します。

営業活動が苦手で自信がない人

フリーランスは、積極的に営業活動を行って自身を売り込まないと案件を獲得できません。営業活動にはコミュニケーションスキルや提案力などが必要です。こういった営業スキルがない場合は、フリーランスエージェントの利用をおすすめします。

フリーランスエージェントに営業活動を代行してもらえるうえ、案件の紹介やクライアントとの調整を任せられる場合があります。フリーランスエージェントは交渉のプロであり、適切な報酬や契約条件を引き出してくれるのです。

駆け出しのフリーランス

独立当初は、案件を継続的に獲得できなかったり収入が安定しなかったりと、悩む方が多くいます。フリーランスエージェントが実施している説明会や相談会、独立サポートなどを活用すれば、フリーランスの悩みや不安の解消を図れます。

フリーランスエージェントを利用する流れ

一般的に、フリーランスエージェントを利用する流れは以下のとおりです。

1.登録
2.面談
3.案件の紹介
4.案件参画・サポート

まずは、フリーランスエージェントの公式サイトから、会員登録をしましょう。

続いて、エージェントと面談を行います。その際に、希望条件や自分のスキルなどを伝えましょう。

面談後は、エージェントから案件の紹介を受けます。案件の紹介から参画までは、エージェント側の指示に従って行動しましょう。

まとめ

フリーランスエージェントとは、「仕事を受注したいフリーランス」と「仕事を発注したいクライアント」を仲介するサービスのことです。案件の紹介から交渉の代行、キャリアプランの相談まで幅広くサポートしてくれます。

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